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マクロファージ
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- 老廃物細胞、組織、細菌、異物を取り込み殺菌、消化する。(貪食作用)
- 貪食した抗原物質の抗原情報をヘルパーT細胞へ伝える。(抗原提示)
このように、体内に入ってきた細菌や異物をマクロファージが細胞内に取り込み、自分の持っている強い消化酵素で殺菌、消化をしてしまいます。また、抗原物質の情報をヘルパーT細胞へ伝達します。そうすることにより、ヘルパーT細胞では、抗原に対して有効な抗体を産生するようにB細胞へ指令を出します。B細胞でつくられた抗体で抗原物質へ攻撃をするのです。
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NK細胞
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- ウィルスや細胞内に寄生する強力な菌(結核菌、サルモレラ、レジオネラ、クラミジアなど)やガン細胞に対する防衛を行なう。(細胞性免疫)
- 人やペットが元々持っている防衛能力(自然免疫)だけでは防衛できない強力な病原菌やウィルスに対して攻撃する。
NK細胞(ナチュラルキラー細胞)は、ガン細胞やウィルス感染細胞を直接攻撃します。
ウィルスや細胞内に寄生する強力な菌(結核菌、サルモネラ、クラミジア、レジオネラなど)やガン細胞に対して攻撃し、殺します。
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細菌が体内に侵入し、マクロファージなどの抗原提示細胞が抗原を認知する。大抵のものは自分の中に取り込み処理できるが、処理しきれない細菌の場合は内部で増殖してしまう。そこで、抗原を提示しヘルパーT細胞に情報を伝える。ヘルパーT細胞は情報を受け取るとB細胞にその抗原に応じた抗体を作るよう命令を出す。
ナチュラルキラー細胞は、常に体内をパトロールしてガン細胞やウィルス感染細胞を見つけ出して直接攻撃し処理します。 |
この図は人間のNK細胞の活性を示したものですが、加齢によりどんどん活性が減少しています。これは同じ生き物であるペットにもあてはまることです。年齢によって活性が衰えるのはNK細胞だけではなく、その他の免疫細胞も同様です。こうしたことからもペットの免疫力を高めることを意識した対応が必要ではないでしょうか。
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人とペットの年齢
ペット |
1ヶ月 |
2ヶ月 |
3ヶ月 |
6ヶ月 |
9ヶ月 |
1年 |
1年半 |
2年 |
3年 |
4年 |
5年 |
人間 |
1歳 |
3歳 |
5歳 |
9歳 |
13歳 |
18歳 |
20歳 |
24歳 |
28歳 |
32歳 |
36歳 |
ペット |
6年 |
7年 |
8年 |
9年 |
10年 |
11年 |
12年 |
13年 |
14年 |
15年 |
16年 |
人間 |
40歳 |
44歳 |
48歳 |
52歳 |
56歳 |
60歳 |
64歳 |
68歳 |
72歳 |
76歳 |
80歳 |
※ペットの年齢については種類や体の大きさなどにより若干の違いがあります。 |
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